1ドル76円台の円高
円高が進んでいます。歯止めがかからず、政府も介入を辞さない考えを示したり、現在の円高は、投機的な動きと見ている人もいます。
でも、本当にそうでしょうか?
あの未曾有の東日本大震災からはや5ヶ月がたちますが、私は、この円高は、震災後の円への実需だとみてます。
近年の大規模な自然災害や事件などとして、阪神淡路大震災やアメリカ同時多発テロを例としてみてみましょう。
阪神大震災の場合は震災後3~4ヶ月後あたりから円高が進み、また数ヶ月で元の水準に戻りました。
アメリカ同時多発テロの場合も同様に、テロ後3~4ヶ月後あたりからドル高が進み、また数ヶ月で元の水準に戻りました。
つまり、大きな災害やテロ等が起こると、これにより失われたものを回復すべく、多額の保険金がおり、その結果、
当該通貨への需要が急激に高まるのです。
このテーマについては、また半年後くらいにコメントするつもりです。