ワークシフト!
皆さんこんばんは
日付も変わって今日は2013年11月27日(水)です。
あと数日で12月、冬を迎えますね。
だんだん寒くなってきていますが、皆さん冬支度は万全でしょうか?
さて、今日は、最近思うことをちょっと書きます。。。
巷では、『はたしてアベノミクスはうまくいくのだろうか?』とか、
いろいろ言ってますね。。。
小生はどっちでもいいです。。。
あと、『飲みの席へは這ってでも行け』というような本とか
『後輩力を磨け』というような本を芸人さんが出していたりとか。。。
書店でパラ見もしてませんが、読んだ人の纏めたブログ等を
パラ見しましたけど。。。
。。。。こういう思考というか思考回路というか。。。
なんか20世紀型なんですよね。。。。
。。。なんか思想も情報も停滞しているんですよ。。。
どの本だったかわすれましたが、以前ホリエモン(堀江貴文)氏の著作を
読んだときに、『情報には必ず歪みが存在する。その歪みをつかめば
勝てる』的なことが書いてあったような記憶があります。
このような考えに照らせば、上記のいわば”20世紀型”の思想では、
歪みはつかめませんよ!って言いたい。
今時代は転換期に来ており、仕事、働き方も大きく転換する時なのです。
それにいち早く気づく、すなわち歪みをつかむことが大切です。
ちょっと前ふりが長くなりましたが、ここでようやく今日のブログのテーマ
『ワークシフト』につながります。
この『ワークシフト』は、
経営組織論の世界的権威で、
「今後10年で未来に最もインパクトを与えるビジネス理論家」と称されている
リンダ・グラットンさんの著作のタイトルです。
この著作の中で、作者は、『現在世界では大きくパラダイムが変化しており、
かかる変化はただ単に景気の後退だけでは説明できず、
途方もなく大きな規模の創造的・革新的変化のプロセスが本格的に始まろうとしている』
といった趣旨のことを先ず述べています。
このような前提の上で、かかる大変化をもたらしている要因には以下の5つを挙げています。
①テクノロジーの進化
②グローバル化の進展
③人口構成の変化と長寿化
④社会の変化
⑤エネルギー・環境問題の深刻化
さらに、このような変化に対応するために、以下の3つの働き方の『シフト』が必要であると述べています。
①「ゼネラリスト」から「連続スペシャリスト」へ
→すなわち、広く浅い知識等を蓄えるゼネラリストを脱却し、専門技能の連続的習得者へシフトしなければならない。
②「孤独な競争」から「協力して起こすイノベーション」へ
→人間関係資本をはぐくむ必要がある
③「大量消費」から「質の高い経験」へ
→所得と消費のための働き方から、創造性と質の高い経験とを大切にする働き方に転換しなければならない。
どうですか?皆さん。。。
『這ってでも飲み会に参加して』『太鼓持ちという名の後輩力』を磨くのとはベクトルが180°違うように思われます。
人間関係資本といっても、上記①の連続スペシャリストである人、或いは、連続スペシャリストになるべく志を
高く持っている人間同士の交流によって生まれるものでしょうしね。
少なくとも上記後輩力によっては、ぶら下がった先の『利権』からの”おこぼれ”を一時的に頂戴することはできても、本質的には何も生まれず、イノベーションは生まれないでしょうね。。。
ということで皆さん、目下の大学受験や資格取得が当座の目標だと思われますが、それはあくまでも『通過点』に過ぎません。『その先』を広い視野で見つつ戦略を立てて行きましょう!
最後までブログを読んで頂きまして誠にありがとうございました!